2015年3月11日水曜日

4年


東日本大震災があった3.11から4年


あっという間に4年がきたけど
本当に濃くて。

時代や環境の変化と共に
4年という月日の長さを感じます。


わたしは宮城県気仙沼市で生まれ育ち
8年前まで住んでいました。
震災後初めての成人式をむかえた代なので
震災の当時は19歳、大学1年生の春休みでした。


それから4年が経って
今では同級生のほとんどは社会人になりました。



3.11があって
自分たちが復興をさせていくんだ
自分たちの世代がこれからを担っていく
そんなことを意識したり、話したり。。



若いし、これからの人生長いし
今まで自分たちで築きあげてきたものよりも
これから社会に出ていって、築きあげていく方だから
未来を見てた。前を向こうと頑張ってたなー。




わたしが大学1年生の春休みのときに震災があったので
学生時代には学生なりの震災との関わり方をしました。

震災以降、特に感じたのは
学生団体が増えたこと、全国でのプロジェクトをする団体が増えたことでした。

個々で動いてたけど
全国でのネットワークを大切にしようとしたりして
日本がキュッと近づいた気がしました。



それまで自分が学生団体などに携わった事ないから
知らなかっただけかもしれないし
昔は留学やインターンがまれだったけど今は珍しくないのと同じで
そういう時代の流れなのかもしれないけども


それでも震災をきっかけに「繋がり」という言葉をよく使うようになり
その大切さを実感した人が多かったし
「何かしたい」って思う人、「何かしよう」とアクションを起こす人が増えて
学生団体の数は増えたし、ボランティアに参加する人が増えたり
想いを行動に移す人が増えたように思う。



阪神淡路大震災の後にNPOができたように
東日本大震災では学生の動きが活発になったように思う。




たかが学生にできることなんて限られてるし
何年も残していけるような組織にするのは難しくて
消えていく団体も多いけども


それでも意味があると思う。

それだけ一生懸命に生きている人が増えたように思う。



震災があってよかったなんてことは決して言えないけれども
やっぱりあの日の悲しみや涙を無駄にしたくないというか
あれだけの出来事があったのに何も変わらないなんてことはしたくなくて
少しでも少しでも世の中が良いほうに
1ミリでも良いほうに近づけばよいなと思っている。


誰かの笑顔のためだったり
世の中をよくしたいと思ったり
今を無駄にしたくないって想いや
精一杯生きようって思って

アクションを起こしたり、挑戦したり。


その中で、もがいたり、笑ったり、
誰かに支えてもらったり、助けてもらったり
心が動くような体験をする中で
「生きている実感」を得たりして。



私自身も、この4年間で
震災の風化防止・復興・防災などにまつわる活動や
地域活性活動やイベント運営
教育支援・きっかけ作りなど
県内外で様々な活動に携わりました。


震災以降は、色々な場面で
「生きていること」を実感するような
心が動くような出来事がたくさんありました。


そして色々な活動を通して
本当にたくさんの人に出会いました。

全国に友達や仲間が出来ました。


震災がなければ出会えなかったけど

出会えてよかったと思える人たちが
たくさんいます。


それに震災がなければきっと
四国で気仙沼の事を語れる友達なんて
ほとんどいなかったと思う。



4年目がきて
確実に風化は進んでいるし
復興が進まなくてストレスが続いてたり
復興疲れがでてきたり
忘れがちになってしまったり

色々あるけれども


それだけの時がたって
人それぞれに色々なことがあるのだから
風化が進んでいくことや
忘れがちになることに
罪悪感を感じる必要もなくて


個人的には、まずは「今を大切に」しながら
「精一杯生きる」ことが出来たらよいのかななんて思います。


そしてあの時感じた無力感だとか後悔とかを
少しでもなくせるように
少しでも教訓をいかしながら
今できることをしていけたらと思います。




3.11から4年。
亡くなられた方のご冥福と被災地の復興を願います。


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